ゴルゴンゾーラのクリームパスタ

 

 

 

今回はイタリアの誇るブルーチーズ「ゴルゴンゾーラ」を使ったパスタです。

 

フランスの「ロックフォール」イギリスの「スティルトン」そしてイタリアの「ゴルゴンゾーラ」が世界三大チーズと呼ばれています。

 

ゴルゴンゾーラには「ピカンテ」タイプと「ドルチェ」タイプがあります。

 

ピカンテとはイタリア語で「辛味」を意味するのですが、その名の通りピリッとブルーチーズ特有の刺激が強いタイプです。

 

対して「ドルチェ」は甘さを意味する言葉。刺激はこちらの方が優しいです。

 

 

使い分けは簡単です。

 

 

ブルーチーズ感を出したかったら「ピカンテ」そうでないなら「ドルチェ」。

 

ざっくりしすぎなので、例えば今回は「ドルチェ」タイプを使いましたが、ソースに加えるなら「ピカンテ」タイプがおすすめです。

 

ドルチェタイプだと少々パンチ足りない感じです(個人的にですが)

 

 

では何故ドルチェタイプ?

 

お店でメニューとしてお出しする際はピカンテを使いますが、今回は普段ピッツァに使っているタイプを使いました。

 

ピッツァには「クワトロフォルマッジョ」などに使うことが多いのですが、ちぎってそのまま生地の上にのせるので、ピカンテタイプだと苦手な方もいらっしゃいます。

 

僕個人的にはピカンテタイプの方が好きですが、食べやすいドルチェタイプを使ってます。

 

 

 

さて、前置きが相変わらず長くなりました。

 

 

さっさと作り方に参りましょう。

 

 

 

 

 

 

今回使うパスタはショートパスタの「カサレッチェ」

 

これは真横から見るとS字に曲がっています。

 

この溝にソースが入り込むことで美味しく頂ける形状をしております。

 

 

ショートパスタを使いましたが、普通のスパゲティやフェットチーネなどの生パスタも相性はバッチリでございます。

 

 

ややソースが重めなので、細いパスタ・フェデリーニやカペッリーニ等は一般的にあまり合わせません。

 

 

 

 

 

 

カサレッチェはバリラ社のものを使いました。

 

普段お店で出しているスパゲティもバリラですか?というご質問を頂きましたが、バリラではございません。

 

 

昔は(3年ほど前)バリラ セレシオーネNO.5を使っておりましたが、今はアントニオアマートというイタリアのパスタメーカーを使っております。

 

アントニオアマート スパゲティ No.4

 

ですね。

 

 

 

 

 

まずはパスタを茹でて参りましょう。

 

 

塩分はいつも言っていますが「お吸い物でだしたら しょっぱいわ!ボケ!」と怒られてしまう程度の塩分です。

 

 

火加減はボコボコ沸かさない程度。表面がポコポコっと泡が出て揺らぐ程度で。

 

毎回言っていますが一応言って置きます。

 

ボコボコ沸かしてしまうと、パスタどうしが擦れあい表面のざらざらが取れてしまうからです。

 

但し、これは料理人によっては全く違う意見・作り方もございます。

 

 

 

 

 

 

その後は玉ねぎを炒めていきます。

 

今回はがっつりと火を入れましたので焼き色がついていますが、焼き目を漬けないソテー方法でも勿論OKです。

 

 

 

この程度まで玉ねぎをソテーしましたら、一度茹で汁を加えます。

 

クリームを加える前にゆで汁を加えることで味が馴染むというか、まぁ美味しくなるのでどのソースでも行っております。

 

 

 

 

 

 

そしてクリーム「今回は生クリーム45cc 牛乳45cc」1:1ですね。

 

ゴルゴンゾーラは20g程度。 この辺りはお好みで加えてください。

 

 

温めるために弱火~中火程度で加熱しますが、沸かさないようにして下さい。

 

盛大に沸かすと見事に分離してしまいます。

 

 

 

 

 

 

パスタが茹で上がったら手早く和えます。

 

この時点でソースは温まっているはずですから、火は止めていただいてもOKです。

 

塩で調味し、お好みでブラックペッパーも振ってください。

 

 

 

 

 

 

さっと和えてさっと盛り付けましょう。

 

せっかくアルデンテに茹で上げたとしても、煽る行程でもたもたしてしまうと食べる時にはアルデンテはとうに過ぎてしまいますので。

 

 

仕上げに旨み足しにグラナパダーノ(粉チーズ)を加えました。

 

この辺りはおこのみでどうぞ。