今回はパスタ料理の基本、アーリオ オーリオ ペペロンチーノの作り方です。
そもそも何故このパスタが 「基本」 と呼ばれているのでしょうか?
パスタ料理を作る際に「オリーブオイル」 「たかのつめ」 「ニンニク」 を使ったソースがとても多いのでその為かなと考えています。
アーリオ オーリオ ペペロンチーノとは・・・一応書いておきます。
アーリオ = ニンニク
オーリオ = オリーブオイル
ペペロンチーノ = たかのつめ(唐辛子)
の意味でその名の通り、ニンニク・オイル・タカのつめだけで作るソースです。
シンプルですが、これしかない食材で味や香りをしっかり出さなくてはいけないので、素材の持ち味をしっかり出してあげないと間の抜けた味になってしまいます。
ペペロンチーノを美味しく作れるようになれば、他のパスタ料理のクオリティーもぐっと上がるはずです。
それでは作り方です。
材料 2人前
■パスタ (スパゲティ) 180g
■オリーブオイル 40g
■たかのつめ 2本
■ニンニク 3~4片
■塩 適量
■イタリアンパセリ 適量
ニンニクは皮をむき、芽を取り除き包丁等で体重をかけて潰す。
今回は潰したニンニクをごろっと入れましたが、スライスやアッシェ(みじん切り)でもOKです。
ニンニクの形状で香りの出方が変わりますので色々試してお好みの方法でどうぞ。
イタリアンパセリをざっくりと刻みます。
粗めに刻んだほうが見栄えも良いと思いますが、この辺りはお好みでどうぞ。
細かくしたい方はしっかり刻んで下さい。
冷たいフライパンに 「オリーブオイル」 「ニンニク」 を加え中火で加熱します。
ニンニクが沸いてふつふつとし始めたら 弱火 に落とします。
ここがポイントで中火のまま加熱を続けると香りがオイルに写る前に焦げてしまいます。
じっくりとニンニクの香りをオイルに移すイメージで丁寧に加熱します。
火から外すタイミングは画像位で外しています。
もちろんもっとしっかりと火を入れたい方は焦げない程度に加熱してもOKです。
焦げるぎりっぎりだと香ばしさが増してそれも美味しい仕上がりです。(この辺りも好みで)
ニンニクをしっかり加熱して香りを出したら・・・
もう完成したようなものです。
あとはイタリアンパセリを加えてパスタを茹でてしっかり混ぜ合わせて完成です。
ポイントとしては、パスタが茹で上がりフライパンに入ったらしっかりフライパンを振ってしっかり混ぜ合わせて下さい。
水分と油分をしっかり馴染ませる(乳化)をしてあげるとソースとパスタがきちんと絡み合いとても美味しい仕上がりになります。
ギトギトしていてちょっとパサついている場合は水分が足りないので大さじ1程度のパスタのゆで汁を加える。
しゃばしゃばしていて明らかに水分が多い場合、本当はやりたくありませんが仕方ありません。中火で水分がなくなって来るまで加熱してください。
水分だけ捨ててしまうと香りや旨みも捨てることになりますので、蒸発させたほうが美味しく出来上がります。
そうなってしまわないように、パスタの湯きりをしっかり行うこともポイントですね。
理想は食べ終わった時に水分や油分が皿についていない状態です。
といっても、しっかり作っても食べるのに時間がかかれば分離してきてしまうのであくまでも参考程度でお願いします。
ペペロンチーノを美味しく作るには、「ニンニクの香りをしっかりオイルに移す」ことと 「水分と油分をしっかり乳化させること」 がポイントです。
この2つをしっかり押さえれば、お店で食べるような香り高いペペロンチーノが作れると思います。
ちなみにイタリアではお店でメニューとしては載っていないパスタです。
中にはあるかもしれませんが・・・
家庭でちょっとお腹が空いたときに食べるようなレシピですね。
美味しいパスタ是非作ってみてください。